たゆえども沈まず

できれば苦労せず毎日ルンルンで生きていきたい

2021/01-03 本のきろく

通勤時間は読書時間。週末はお風呂で漫画を読むのが楽しみ。図書館にも行きたいけど、このご時世なので二の足を踏んでしまう。早く富豪になって本屋さんでカゴいっぱいの本を買いたい。

▪️たゆえども沈まず /原田マハ

たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

  • 作者:原田 マハ
  • 発売日: 2020/04/08
  • メディア: 文庫
 

2人の日本人画商とゴッホ・弟テオの交流を描いた物語。ゴッホが日本に心酔していたなんて知らなかった。浮世絵の影響も大きく受けているそうで、丁度POLA美術館で関連したイベントがあっていたので行ってみたりした。テオの息子の誕生を祝して贈られたという『花咲くアーモンドの木の枝』、表紙になっている『星月夜』はいつか見に行きたい。オランダとアメリカか〜遠いけどいつか必ず。原田マハさんは『本日はお日柄もよく』などの主人公がパワフルで元気にしてくれる作品と、芸術をテーマにした重厚なものの振り幅が凄い。どちらも大好き。

 

▪️にじいろガーデン

にじいろガーデン (集英社文庫)

にじいろガーデン (集英社文庫)

  • 作者:小川 糸
  • 発売日: 2017/05/19
  • メディア: 文庫
 

ラストに救いがなくて(あくまで主観なのですが)、爽やかなタイトルからは想像がつかない重たい気持ちになって読了。息子さんはとても優しいがゆえに、大人たちの事情の中で、我慢して犠牲になっていたのではないかな。子供には多少わがままでもいい、無邪気にせめて親には気を使わずに生きてほしいと思ってしまうので。

 

 

▪️この世にたやすい仕事はない/津村 記久子

この世にたやすい仕事はない

この世にたやすい仕事はない

  • 作者:津村 記久子
  • 発売日: 2015/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 仕事はどれも大変なんですよ!!と訴えかけてくる内容のものかと思いきや、全然違った。少しミステリー要素もあり、とても面白い。主人公がいつも一歩引いて見ている感じで、全体的にゆっくりした雰囲気。なのに実は数ヶ月単位の短期的な話で驚いた。
津村さん、芥川賞も受賞されている方なのか、他の著書も読みたい。

 

 

▪️そして、バトンは渡された/瀬尾 まいこ

そして、バトンは渡された (文春文庫)

そして、バトンは渡された (文春文庫)

 

2019年の本屋大賞受賞作。『たゆえども沈まず』も同じ年のノミネート作品、偶然。
いずれの親も、主人公に各々の形で愛情を持っているのがよかった。大家さんや担任の先生との交流の部分も心が温まる。人は外でつらいことがあっても、愛情のある家があれば、少しは救われるのかもしれない。そんな家庭を作りたい。しかし手塩をかけて育てた娘が結婚して家を出る気持ちってなんとも言えないんだろうな。自分の娘の結婚式を今から想像して泣いた。早っ

 

 

▪️はじめてのやせ筋トレ/とがわ 愛 

はじめてのやせ筋トレ

はじめてのやせ筋トレ

 

 スキニーのような細身のデニムの方が似合うことを発見。でも内もものお肉をどうにかしないと・・・ということでまずは最初に掲載のスクワットを始めました(3日目にして筋肉痛)。
朗報を誰よりも私が心待ちにしています。
著者のとがわさんは独学で筋トレを始められたようで、「外に出ない」っていうのが徹底されてて面白かった。オタク心に火がついてここまで至ったそう。やっぱりオタクの方は凄い。

 

 

▪️ミステリーと言う勿れ/田村 由美 

ネット広告から読み始めて、こんなに面白いとは思わず。これを読むとカレーが食べたくなる(1巻でカレーを煮込んでいたのが印象的・・・)。
前提を疑え と。座右の銘にしようかしら。いいところで終わったので、今から最新刊が待たれる。 

 

 

▪️セクシー田中さん/芦原 妃名子 

 すごい題名。笑 田中さんも主人公も、魅力的。主人公は可愛い顔して時々鋭いことを言うので、ドキー!っとする。可愛いだけの女なんていないわな。
『砂時計』と同じ作者の方とは気づかなかった。前向きになれます。

 

 

▪️進撃の巨人/諫山  創 

 とうとう次巻が最終巻。諫山先生、12年間お疲れ様でした。ここに来て終末感は感じるけど、どこに収束するのか見当がつかない。最終巻は6月発売とのこと。 昔、進撃の巨人という名前しか知らなかった頃、USJでアトラクションに乗って、巨人のモニュメントで食べられる風の写真を撮った。今だったらもっと楽しめるのに・・・と後悔が残る。最終巻を読む前に1巻から復讐して挑もう。これがデビュー作だなんて信じられない。